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知床花鳥風月綴 フィールドノート |
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2008年 03月 |
March 2008 |
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ある知床の自然を記録しています。01.02.03.04.05.06.07.08.09.10.11.12 |
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| < 視覚的温度差 > 今シーズンの流氷は、面積的には、ここ数年にはない広がりを見せ、流氷に閉ざされた知床半島周辺は、1月末以降波音が消えた静けさが続いています。 流氷が来ると寒くなる。内陸ではない知床半島の寒さのピークは流氷が来てからですが、今年は流氷が来る前から寒く、流氷が来て目の前の海が白く埋まると、経験上、視覚的には身構えたものの、それに応えるような寒さを感じることが出来ませんでした。 それでもまだ2月中は、流氷大陸のただ中らしい乾いた寒さでしたが、3月にはいると途端のこのどんよりした暖かさ。目の前は山から海まで空以外ほぼ全てが真っ白なのに妙に暖かい。それも光の月(2月)のように「ピリッと寒くても光の放射で暖かい」という感じではなく、湿った春の空気、雪解けの頃、海霧につつまれたかのような暖かさ。まだ3月上旬というのに・・・ 視覚で身構えながら、触覚やら嗅覚やら、全身感覚では緩む、アンバランスな感覚の3月上旬です。 < いつもより早いヒバリのさえずり > 26日、今年始めてヒバリがさえずりました。例年より10日も早くなったヒバリのさえずりです。 積雪が多くても少なくても毎年ほぼ決まって4月5日前後です。さえずりや開花などの初認記録の中でも、ヒバリのさえずりが毎年一番振れ幅が少ないのですが、今年は大きくぶれました。
今年のように雪解けが進み、半分くらい地表が露出した様子は、海を埋める流氷を除けば、4月中旬頃の様子、もうノビタキがさえずろうかという光景です。 ヒバリは毎年3月末には来ています。今年もさえずる前日(25日)に見ました。来てみたらもう地面があらわれていて、休む間もなくあわててさえずったのかもしれません。 さえずる日がほぼ決まっていることから、日長がさえずりの引き金になっているのかと思っていましたが、地面の露出具合も関係しているのかもしれません。 ただ、 05年や06年の時など、まだ一面の雪景色であっても4月6日にはさえずることから、ヒバリにとって4月6日の日長がリミットなのかもしれません。 |
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