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知床花鳥風月綴 フィールドノート |
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2007年 5月 |
May 2007 |
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ある知床の自然を記録しています。01.02.03.04.05.06.07.08.09.10.11.12 |
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| < 雪解けは早かったけど・・・ >(05/24) 5月24日、知床半島根室海峡側のエゾヤマザクラとチシマザクラ(ミネザクラ)(市街地)がようやく開花しました。5月16日、釧路・根室で開花宣言があってから1週間以上かかっての平地での開花です。今のところ基準としている湯の沢地区で未開花なため暫定ではありますが、5月24日の開花は平年並です。(近年の開花一覧+α展開) 一方、比較的暖かい道路脇等でセイヨウタンポポの黄色い花がようやく目立ちはじめました。積雪が少なかったため雪解けの早かったこの春ですが、今年の開花は、雪解けが特に遅かった昨年並みに近づきつつあります。その他、地表の早春植物も早い雪解けのわりには平年並みの開花となっています。 < 冷たい風の春 >(05/28) 今日28日、知床半島根室海峡側(湯の沢周辺)で、何本かのエゾヤマザクラ(自生)が数輪程度咲き始めているのを確認しました。この辺りの開花は、例年18日から24日頃なので、今年は1週間近く遅い開花となりました。 冷たい海に囲まれる知床半島は、春から初夏(5月から7月)の気温が近隣周辺に比べても低く、海岸付近にも高山植物が分布するなど、ここの自然を特徴づける大きな要因となっています。 寒い春はあたりまえのこととは言え、 この春の風は特に冷たい風であることが、開花や芽吹き具合からもだんだん見えてきました。サクラの開花の遅さにくわえて、木々の芽吹きも非常にゆっくりで、10日頃から芽吹き始めたダケカンバも、もう2週間以上経ちますが、いまだに葉が枝の隙間を埋めるまでに至っていません(いつもなら1週間ほどで広がってしまう)。この遅れは、高木に目立ちます。今のところ地表の植物はいつも通り花を咲かせており、鳥のさえずりや虫の出現なども特に変わらず(マダニは少ないかも?)、木々の芽吹きの遅さだけが際立っています。 サクラの開花も冷たい海のすぐそばよりも湯の沢のようにやや山に入った場所から咲き始めますが、今年は風の通り道となる沢沿いよりも、風を遮る海岸段丘下や、市街地の建物の風下側などから咲き始めたことからも、冷たい風の影響が大きいことが伺えます。 冷たい風は、山の雪解けにも影響しているようで、雪形が標高約700m以上とそれ以下で二極分裂したような感があります。700m以下ではサッサと消雪してゆきましたが、700m以上では急ブレーキがかかっている感じです。山では小雪だったにもかかわらず、このままだと多雪だった昨年や一昨年並の残雪模様になるかもしれません。 < 桜前線 > (05/29) エゾヤマザクラ ウトロ側:オホーツク展望付近500m(29日) 羅臼側:木隠れの滝付近180m(28日) |
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