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知床花鳥風月綴 フィールドノート |
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2007年 4月 |
April 2007 |
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ある知床の自然を見続けています。01.02.03.04.05.06.07.08.09.10.11.12 |
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| < 雪解け・芽吹き・開花は平年並み? (04/12) > 積雪が少なく、例年より早い春の訪れか?とも思われましたが、オホーツク海に流氷居座る春の知床の寒さはそのままで、積雪も少ないながらに解ける速度はゆっくりとしています。 早春の花の開花などは今のところ特に早くもなく、例年並くらいになっています。 < 死のない春 (04/13) > これまでにない違和感のある春です。死の臭いがほとんどしません。それは、 死肉あるところ必ず現れるワタリガラスが、今季、羅臼側ではあまり見られない事でも象徴されます。 芽吹き花咲く春は、厳しい冬を越せなかった多くの動物が命尽きる死の季節でもあります。毎年、エゾエンゴサク咲く傍らで、シカが死んでいる光景があちこちで見られ、その上でワタリガラスが群れ戯れ生を謳歌する。それが普通でした。それが今季はエンゴサクが咲くだけで、シカもカラスもいません。シカはカラスはどこへ? 逆にウトロ側には、いつになく多くのシカが集まっています。おそらくそちらに行ったのかもしれません。それにつられてか、ワタリガラスもウトロ側に集まっています。 < 対照的な向こうとこちら (04/13) > ウトロの海岸付近の斜面は、集まったシカによって芝刈り過ぎ状態とでも言いましょうか?地表まで芝刈ってしまったような状態で、今季特にシカの少ない羅臼側とは好対照な斜面です。アオイスミレやキバナノアマナと言ったこれまで羅臼側でもシカが多い所では少なかったモノもあちこちで見られます。現在まで食痕も多くありません。方やウトロ側では耕地斜面にフクジュソウだけがポツンポツンと咲き、よくよく探すとようやく葉陰泥影に草刈り後のスミレの茎が出てくるような感じです。 結果、今年はシカの食圧の強弱好対照な斜面がウトロと羅臼に出現したようなもので、今後この斜面がどうなっていくのか?あれだけ刈り込まれた斜面にはどんな花が咲くのか? 毎年、主に5月から7月頃までの気温の違いで植生に染め分けの出来る(※温量指数参照)半島の向こうとこちらですが、今季はこの視点でも違いがあるかもしれません。 |
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